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2016.08.04

赤磐JK、高校がない市の女子高生はどう育つ?

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大阪ですごしたJK時代。

 

ブレザーの制服にラルフ◯—レンの紺色ハイソックス、

フ◯ミリアの布バッグをこぞってぶら下げ、

初めて手に入れた定期券をあっという間に落として地獄をみた…。
ああ、なつかしの学園生活。

 

 

昔JK、今JY。

山本真由美です。

 

O橋「JY?」

山本「じょ、ゆー だね。」

 

そんなことより今回のタイトル!

高校が無い街のJKはどうやって学園生活を?

 

O橋「隣町の学校にでも行ってるんじゃないですか?赤磐市内には中高一貫の私立校がひとつあるみたいですけど」

山本「隣町まで毎日?!」

O橋「そりゃ毎日でしょう」

 

学校帰りにプリクラ撮ったりソニプラ行ったり出来るの?

カラオケ行って「サク◯ンボ」もう一回歌わないの?!

 

 

 

過ぎ去りし青春を振り返る私…

の目の前に現れたのは

 

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ギターを抱えた赤磐JK!

大きなラブラドール(イブちゃん)と一緒に出迎えてくれました!

おじゃましま〜す!

 

 

 

早速イブちゃんによる、激しい洗礼。

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山本「た、食べられる・・・」

JK「イブ〜!!」

 

彼女が『赤磐のJK』 こと西田夏美さん(なっちゃん)
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山本「初めまして。レペゼン「大阪JY」山本真由美です」

夏美「JY・・・?」

山本「じょ、ゆー」

夏美「あー」

 

 

 

興奮気味のイブがようやくおちついたところでお話を。

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山本「大きな犬がいるおうちっていいな〜。私も実家で犬飼ってたけど、小型犬だったので。あ、今は猫がいます。」

 

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夏美ママ「うちも猫いるんですけどね〜、今は外出中かな」

 

とお母さん。

お父さん、お母さん、お兄ちゃんがふたり。

3人兄妹の末っ子、夏美ちゃん。

 

真ん中のお兄ちゃんは大学生で県北に一人暮らし。今は家族4人と愛犬のイブ、猫とこのお家に住んでいるとのこと。

 

 

うん、今のところ普通にお年頃のJK?

音楽をやってるという割には、ちょっと大人しい感じかな。

 

 

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山本「どうやって高校通ってるの?」

夏美「自転車で駅まで行って、そこから電車に乗って、通ってます。」

夏美ママ「私も自転車で5kmくらいちゃら〜と行って帰ってましたけど、ずっとそれが普通でしたね。電車も色々出来るから楽しくて、本読んだり編み物したり」

 

ご両親もここが地元の方だそうで。

 

山本「朝は何時?」

夏美「家を出るのは7時前くらいです」

山本「早いね…」

夏美「部活やってる子はもっと早いですよ、帰りも遅いし」

 

 

リビングにはグランドピアノに電子ピアノ、いくつものギター。

 

 

山本「音楽は小さい頃から?」

夏美「お父さんがもともとピアノとギターをやっていて、 私も小さい頃から触れてました。ピアノを習ったり、ドラムを叩いてみたり」

 

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(※ピアノを弾く小学生の夏美ちゃん)

 

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(ドラムをかきならす幼き夏美ちゃん)

 

 

きっかけは『そこにギターがあったから』となんともかっこいいフレーズですが、

夏美「ピアノとドラムははまるということはなかったのだけど、ある日父親についていった楽器屋さんでギターをみたら欲しくなって、初めて自分のギターを買ってもらいました。家のはネックが太くて指が届かなかったので」

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小6から始めたギターにどんどんのめり込んでいったなっちゃん。

高校生になった今でも、音楽は生活の中心に。

 

 

山本「市内に手頃な高校が無くて、今の高校に決めたのはどうして?」

夏美「中2の時にニュージーランドに短期留学したんです。」

夏美ママ「ちょうどその頃、市の援助でが受けられる留学制度があって。こんなんなかなかないからいいんじゃない?と」

夏美「その時もギターは持って行って、向こうの老人ホームで桃太郎を歌ったり」

 

 

「今振り返ればそれが高校選びのきっかけだったかも」と、なっちゃん。

留学が出来る今の高校を選び、1年生の終わりから1年間ほど、今度はオーストラリアに留学したそう。

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(高校2年生、オーストラリア留学プログラム卒業式)

 

夏美「留学は音楽の為ではなく語学の為だったんですけど、練習を止めたくなかったのでやっぱりギターは持っていって、向こうでギター教室に通いました」

山本「いいなあ、私も今からでも留学したいって思う」

夏美「本当に楽しくて、ホストファミリーも優しいし。私、向こうの方が絶対あってると思うんです、成績も向こうだと良かったし!同じことやってるのに日本だと全然だめで、なんで?って(笑)」

山本「じゃあ将来は海外で生活?!」

O橋「これ、『赤磐で暮らそう』がテーマなんで、そういうのやめてもらえます?」

山本「あ」

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将来のための語学留学に毎日のギター練習。

高校生ってこんなにしっかりしてたっけ?

 

 

山本「学校以外の時間はどうしてるの?」

平日のライブハウスでライブをすることが多いです。学校帰りにギターと着替えを持ってそのまま倉敷市とか岡山市まで行って。帰りが遅くなるから翌朝もきついんですけど(笑)障害者やお年寄りの施設なんかでも歌ったりしています」

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山本「同級生とは遊びにいったりする?」

夏美「みんな忙しいんだけど、放課後、やっぱり岡山市とか倉敷市に遊びに行ったりしますよ。ご飯食べたり買い物したり。プリクラとったり」

山本「プリクラって、まだあるんだ!」

夏美「えー!ありますよ〜」

山本「私も撮ってた!プリクラ帳、まだ実家にあるかな?」

夏美「プリクラ帳ってなんですか?」

 

時々垣間見えるジェネレーションギャップ…。

昔はSNSなんて無かったから、そういうものを作ってみんなで見せ合っていたのよ。なっちゃんにも見せたい…。

 

 

週末は福岡に2週間に1度、ギターと歌のレッスンに通っているというバイタリティ溢れる彼女。

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夏美「すごく厳しいスクールでほめられたことはほとんどないけど、いつも的確なアドバイスを下さるし、厳しいことを言ってくれる人がいたほうがいいんです。学校終わりに行ってるんですけど、勉強やいろんな事との両立が大変だと感じることもあって。でも私のことを応援してくださっているのが分かるから、もっともっとがんばろうって」

 

この発言…、なっちゃんホントにJK?

ちなみに私は褒められて伸びるタイプです♪

 

 

 

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山本「どんなジャンルの曲が好きなの?」

夏美「ブルーハーツとか。最近のお気に入りは『あずさ2号』(笑)」。

 

 

 

歌ってくれました。

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17歳のかりゅーど!

 

歌いだすと雰囲気が一変。

ハスキーで力強い歌声に、艶のある表現力。

さっきまでの「しっかり者」とはまた違う大人っぽさ。

これが、、、赤磐JK、、、。

 

 

 

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天気もいいので、気分を変えて外へ。

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山本「バンドではなくてひとりなの?」

夏美「自由だから。決められるのが好きではなくて。自分の好きなようにできるから。ギターを選んだ理由も、他の楽器に比べて自由なところ」

山本「場所も選ばないし」

夏美「自分でなくてもいいやん、というのも嫌で。そこそこかわいくて、そこそこ歌うまい子は岡山だけでもたくさんいるから、私らしいことをしたくて」

 

やっぱりすごく大人っぽいなぁ。

冷静にシビアに、自分のことを見つめてるのね。

 

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夏美「そろそろ進学希望を出さなきゃならないんですけど、私、一度は赤磐の外に出たいと思ってます」

 

なっちゃんが二人きりで歩いている時に教えてくれた、本音。

 

 

 

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そりゃそうだよね。

海外経験もあって、まだまだ外の世界を知りたいって思うのは自然だし、素敵なことだと思う。

私も『一度真ん中に出てみよう』と思って、東京かニューヨークかで迷ったなあ(どういう二択)

 

 

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音楽の先生には『ここまでやったからにはがんばれ』と。

 

学校の先生には『安定的な道』をと。

 

ご両親には『あなたの好きなように』と。

 

 

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「時代が変わっているから、私たちの常識が通用しないと思う。なので、自分で選んでほしい。そのかわり自分で責任はとってもらわんと〜」

と朗らかでありながら見守るお母さんは心強い。

 

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「後悔だけしないようにと願う」

と、言葉数は少ないけれど、なっちゃんへの愛情がひしひしと伝わるお父さんの言葉。

 

 

 

 

何が正しい道かはわからない。

 

 

でも、こんな素敵な「家」があれば、安心して挑戦できるね。

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東京への帰り道。

『公立高校が無い街のJK実態調査』なんてどうでも良くなってて、ご家族の温かさと大人以上に大人っぽい考え方のなっちゃんにすっかり感化された私。

 

そして、頭の中はなっちゃんのあずさ2号が頭をループ。

私も…、

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たびぃだちぃ〜ます〜♪

 

O橋「だからUターン企画なんですって。歌うならせめて『帰ってこ〜いよ〜♪』とかにしてください」

 

 

(文/山本真由美)

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